ヨーロッパ圏のスタートアップ企業に注目して行われたStartup 2.0コンテストの準決勝戦がマドリッドで週末開催された。同イベントには、300に及ぶプレゼン企業から選ばれたベスト/最も有望なWeb2.0スタートアップ企業15社が参加。
開催まで2週間に迫った決勝に5社が進出を決めた。
決勝進出の5社の中には「Life Videopedia(ここでは「暮らしについての百科事典を動画で提供」というような意味)」と銘打った5minが含まれる。
これまでにも、類似のスタートアップについては取り上げてきている。最も最近の例はSuTree(SuTree日本語記事)。イスラエル版5minといったところだろうか。英国企業VideoJugも同分野でビジネスを行う企業。$30M(3000万ドル)を先週調達。
5minは機能面ではちょうど両サービスの中間にあたる。SuTreeは外部のハウツーコンテンツのインデックス。VideoJugのハウツーコンテンツは自作のもの。5minは、ユーザーから投稿されたコンテンツをホストするという点で、YouTubeにより似ているだろう。
5minはハウツーものコンテンツに特化しての動画システムを制作。他の人たちがコンテンツをより良く理解できるようにするため、動画のクリエーターはアップロードされた動画にストーリーボードを追加できる。アップロードされた動画の中から注目のスキルをハイライトするセクションも含まれている。5minの動画では、スローモーション、一コマごとの再生も可能。そして、より間近かで(撮影対象を)観る経験を提供するためにインラインプレイヤーではズームイン、ズームアウトにも対応している。
この種のニッチへの関心と資金があることから、この分野に何か(成功の可能性)が存在するのは間違いない。5minは、YouTubeを利用したことがある人なら誰でもなじみのある設定スタイルを提供しながらも、DIYファンの気持ちとハートをしっかり射止めるであろう多数のユニークな機能も備えている。
TechCrunch Japanese アーカイブ » 5min、「暮らしのなんでも百科」を動画で提供
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