続いては、Power Reviews(興味がないかた、度々すみません。。) 以下2つ注目サービスを上げましたが、このPower Reviewsはその中でもビジネスモデルが秀逸(と思われます)。 特に、 > PowerReviewsはこれらと異なったアプローチを取っている。 以下がいいですね。このサービスみたいに、メディアonlyとかテクノロジーonlyではなく、テクノロジーを絡めたインフラに近いサービスとかメディアにどうも僕の特性(というか興味)があるみたいです。そうなるとそれはそれで、資本が必要そうなので、いわゆるベンチャーで立ち上げという部分が引っかかりそうな感じもするんですが。 でもサービスをしぼる際に1番念頭におくのは、やっぱり『そこに夢があるか』だと思うんですよね。それを念頭にどうしようかと考えていくはず、妥協は出来ません。 現状日本で展開できそうな(既にしているかも)企業は、amazon、価格.com、比較.com、オウケイウェイブ、健康コムに各種ポータル(なじみはgooとかyahoo)あたりですかね。モデルも良いし、応用も利きそうなのでもう少し調べたいと思います。 ---------------------------------------------------------- 製品レビューというのは純金のような価値がある。誰でも製品を買う前にその評判を知りたいと思うはず。(Forrester Researchによると71%のユーザーがオンラインで商品を購入する前に製品レビュー情報を見ているという)。もし誰かが製品レビューの流れをコントロールできれば、非常に信頼性の高い見込み顧客情報を手に入れたことになり、自分で商品の売り込みに利用することもできるし、この情報を料金を取って第三者に提供することもできる。 今日、製品レビューは大まかに言って、Amazon、CNET Reviews、Epinons (eBayが所有している)といった巨大ハブに集中している。しかしたくさんのスタートアップが新しいアイディアで革新を図り、マーケットシェアの一部を奪おうと努力している。われわれは以前にWizeを紹介したが、このサービスは、ウェブ上の製品レビュー(主にAmazonとEpinions)を収集・分析して、雑多なコンテンツを100点満点の点数にまとめて評価するというものだった。その他にも、Retrevo、Viewscore、Shopwiki、Metacritic、Kulistを比較評価する記事などを掲載している。これらはそれぞれ優れた機能を持っているものの、どんぐりの背比べで、マーケットを支配できるような飛びぬけた存在は出ていない。 現在までに120の小売企業がPowerReveiwsのソフトを利用しており、14万前後のレビューが4万5千の製品に対して生成されている。 PowerReviewsは小売業者にソフトを無料で提供する見返りに、生成されたレビュー情報を総合して、独自の消費者向けレビューサイトBuzzillionsで公開する権利を保留している。 そしてここがPowerReviewsのビジネスモデルの頭が良いところなのだが、PowerReviewsはこのレビューデータによってBuzzillionsに集めたトラフィックを、逆に小売業者のネットワークに対してCPCないしCPAベースで販売する。 こういうデータの利用法、つまり提携パートナーのサイトでデータを生成し、それによってトラフィックを集め、集めたトラフィックをパートナーに販売するというモデルを利用したスタートアップは過去に記憶がない。 PowerReviewsのビジネスモデルはそれに止まらない。他のコンテンツサイトに対して無印版のBuzzillionsを提供し、引き換えに広告収入の分配を受けることを考えている。PowerReviewsでは無印版のサイトが集めるトラフィックで十分な収益が上がるビジネスモデルが成立すると期待している。 しかしPowerReviewsが優れているのはビジネスモデルだけではない。製品レビューは8千種類もの製品レビューテンプレートに基づいてシステマティックに収集される。ユーザーは主としてタグに基づいて製品レビューを作成するよう求められる。PowerReviewsはその製品に関して他のユーザーが付与したタグを候補として提示する。新しいユーザーが製品の情報を検索する場合、探している製品に関連するタグをクリックするよう求められる。PowerReviewsはこのタグに基づいて、その製品ジャンルの中からもっとも適切と思われる製品を選び出して表示する。これが驚くほど的確な選択をするのだ。試しに、Buzzillionsのデジタルカメラ のページに行って中央トップのグリーンのボックスの中のいくつかの質問に答えてみるとよい。 この記事の第2段落で名前を挙げたスタートアップのうち、Buzzillionsがなんといってもユニークなビジネスモデルを考え出していると思う。これが成功するかどうかはまだ分からないが、われわれとしは今後も定期的に動向をフォローしてみるつもりだ。 PowerReviewsは2005年12月に、$6.2M(620万ドル)をMenlo VenturesとDraper Richardsから調達している。 ---------------------------------------------------------- TechCrunch Japanese アーカイブ » 製品レビュー―大勢がこのマーケットを狙っているが、PowerReviewsが勝つかもしれない
PowerReviewsはこれらと異なったアプローチを取っている。自社のウェブサイトにAmazonのような製品レビュー機能を設置する余裕のない小売業者が多数存在する。PowerReviewsはこのような業者のサイトに対して一切無料でレビュー機能を提供する。もうひとつのスタートアップ、Bazaarvoiceも小売業者にレビューソフトウェアを提供する。ただしBazaarvoiceは小規模なサイトに対しても月間最低2千ドルの料金を取る。PowerReviewsが無料というのはむろん大きなセールスポイントになる。
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