海外で流行っているサービスの中で次に何が来るのかといわれると、個人的にはオンラインの予測市場がそのひとつ。ただ米国では、オフラインでのカジノやギャンブルが公共サービスとしてある程度認められているが、日本では消費者の認知度が低く、敷居が高いのが現状。
オンラインはリアル(現実)にかかる負担をバーチャルにすることで、最大限抑えることが出来ることが特徴なので、逆に爆発的にサービスが浸透する可能性はあります。
このBluBetのようなビジネスモデルは、あまり日本では見られないので、やるなら今がチャンス。
BluBetでユーザーは友達相手にどんな対象にでも賭けて楽しむことができる。ただし、現在議論になっているオンラインギャンブルの問題を避けるために、現実の金は利用しない。BluBetではプレイヤーはブリトニー・スピアーズのセックスライフからFacebookがMySpaceを追い越すかまで、あらゆる現象に賭けることができる。このサイトは目立たないベータテストを終えて、いよいよローンチを迎えた。総額$225,000の資金を提供したのはJawedKarim (YouTubeの共同ファウンダー)、Kevin Hartz (Xoomの共同ファウンダー)、Joe Greenstein(Flixsterの共同ファウンダーでCEO)、KeithRabois (元PayPalとLinkedInの幹部、現在Slideの幹部)の面々。 ユーザーは当初3万 BluBuck(仮想通貨)を与えられる。賭けのテーマはニュースサイトのようにテクノロジー、政治、ビジネスなどのトピックに分けられている。ユーザーは誰でも賭けを提示できる。それぞれの賭けは「テーマ」、「賭金総額」、「一口の賭金額」から構成される。 賭けは2つのタイプに分けられる。ひとつは「人気投票」、ひとつは通常の「予測」だ。「人気投票」は質問に対する回答でいちばん多いものを当てるもの。「予測」は現実世界の事象の帰趨(フットボールのゲームの勝敗など)を予測するもの。それぞれの賭けには一定の有効期間が定められる。「予測」の場合は賭けを提示したプレイヤーが帰趨の場合分けを明示しておかねばならない。賭けを提示したプレイヤーには1,000BluBuckが別に与えられる。賭金の総額は勝者の間で分配される。プレイヤーの成績はランクづけされて公表され、また個人のプロフィールに記録される。プレイヤーが破産するとその旨記録されたうえで、10,000BluBuckば新たに与えられる。 プレイヤーが結果に働きかける不当な賭けが当然懸念されるところだが、Bluebetでは個々の賭けが終了してから良し悪しを評価するシステムが導入されている。この評価結果がプレイヤーの総合成績に反映されるため、常習的に不正を働くプレイヤーがあぶりだされて、他のプレイヤーはその賭けを避けることができる、とされている。いずれにせよバーチャル通貨を賭けるのは自己責任だ。 ファウンダーの目論見はこのサービスから一種の「予測マーケット」を作り出すことである。もっともそれだけが目的ではない。現実の金を賭けない無料システムでは結果予測の正しさに対して十分なモチベーションが働かないはずなのに、一部の無料システムではきわめて予測成績の優秀なプレイヤーのグループが存在することが判明している。無料の賭けのサービス、PicksPalはラスベガスが提示するスポーツ賭博のオッズを打ち破る成績を残している―たぶん、オフラインで行なわれる多くの現実の賭博で〔オッズを提示する胴元の〕役割を務めているのだろう。ソーシャル株価予測ネットワークはスタートアップが予測マーケットの構築を試みているもうひとつの分野だ。Social Picks、MarketWatch、Motley Fool CAPS などのサイトが現実の金を使わないバーチャル市場サービスを提供している。Covestorもソーシャル株式サイトだが、現実の取引と結びつける試みを行なっている。 http://jp.techcrunch.com/archives/bet-on-anything-and-everything-with-blubet/
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