について、SCPモデルを使って簡単にまとめてみました。
・・・ってこんなこと自分からやるはずもなく、何かのレポートで必要だったのでしかーたなく。。
1、産業組織的な特性(SCPモデル)
S:競合企業数
⇒大手数社、中小企業数十~数百社
:製品の均質性
⇒大手企業は共に似たようなサービス。しかし、業界の成長性が高く、寡占化が進んでいるため、それ以外の中小企業は、独自のサービスを提供していることもある。
:参入と退出のコスト
⇒設備・開業などに資本がかからない為、参入・退出ともにリスクは低い
C:プライステイカー
⇒広告主(クライアント)、広告代理店、メディアレップ、メディア(媒体社)
:製品差別化
⇒差別化というよりも、業界の成長性が高いので、スピード=差別化になっている。
:談合
⇒談合は少ないと思われる。
:市場占有力を背景とした諸行動
⇒大手企業ほど、関連会社、他社との合弁企業が多い。その背景には、高い成長性と参入と退出のコストが低いことなどがあげられる。
P:企業レベル⇒成長性は高い業界だが、市場自体が10年程度のものなので個々の企業レベルは高くない。(1企業で数百億円の売上規模)
:社会レベル⇒主要メディアの広告費の中では、ラジオ広告、雑誌広告を抜き、TV広告、新聞広告に次ぐ、3630億円。米国は2~3兆円規模
2、上記産業を対象とした国際化の動向、特徴等
・日本の地位(比較優位の有無)
⇒インターネット先進国の米国が優位性を持つ。日本の技術力、サービス力は1年~2年遅れ。ただインターネットの特徴は世界共通言語ということ。独自サービスで世界的に優位性を持つ可能性はある。
・国際化の動向(輸出入・技術提携・海外生産・欧米・アジアとの関係など)
⇒取り扱いがハードではなく情報であるため、輸出入はない。設備投資・資本が低コストなので、海外との技術連携、合弁進出が多く、欧米・アジアとの関係は良好(貿易摩擦や障壁が少ないため) 最近は、成長性の高い中国やインドが注目を浴びている。
・国際化の理由
⇒他産業と異なり、情報サービスなので、情報伝達性が早く、障壁が少ないため、市場の拡大を求めて海外進出を行いやすい。
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