マーケティング視点よりも企業経営視点のほうが学ぶことが多そうだ。
ただ企業経営をするに際して、実務という点ではマーケティングが優れている気がする。会社の根幹であるマーケティング・営業活動が基礎となり、その活動を取り纏める企業経営が成り立つ。そういう意味で実務から学び会社形成を学ぶというのは正攻法であると思う。
経営を学ぶに近い業界がVC、コンサルだと仮定して、VC(投資家)、コンサルはアウトプット利益を追求する投資、マーケは企業マーケの側面から販促・宣伝支援するマーケの業務分野に嵌りがち。
投資家、コンサルは企業経営者・経営陣への指示役で細かい実務はカバーできない。マーケは企業の成長を担っているマーケ部門への支援であり、包括的な企業への支援ではない。
それぞれが手を組み、パートナーシップを取れば良いのだろうが、上記企業の役割が異なることもありそうで出来ていないのが現状。
なので、どこまでいっても投資家は投資家、マーケ屋・広告屋はマーケ屋・広告屋といわれる所以はそこだと思う。
企業経営視点がいいとはいっても学ぶ場として、両方が組み合わさっているということがない。
そうなると、VC、コンサルまたはマーケ、広告のどちらがいいのか。
近似値は、中小企業へのマーケ支援がひとつ。そしてマーケティング ハンズオン型のVC、コンサルがもうひとつ。
本当の意味でのマーケティング ハンズオン型のVC,コンサルなんて聞いたことないですね。マーケや広告会社がコンサルと謳っている例は多いと思いますが。
部分的には行っているのかもしれないですが、VC、コンサルが実務をすると提供価値レベルが維持出来ないのかもしれません。限られたリソースの中でその業務は彼らでなくても出来ますからね。
事業としての収益がついてくるのであれば、新たな事業モデルとしてよいかも。
逆に、中小企業へのマーケティング支援の場合、会社規模が大きくないので、役員レベルの方がマーケティングに関わっていることも少なくない。その特性を活かして、企業経営、コンサルティングを行う。会社の基本は営業・マーケティング。それらの支援から突き上げ型の企業経営支援を行う。
ただし、その場合の課題として、マーケ・広告会社側の人員レベルを底上げしないといけない。そしてそれを成就させる土壌もない。
どういうビジネスモデルを引くか、業務支援レベルはどうするか、実際に何を提供するのか、そもそも成り立つのかなど、まず提供側が座組みをする。その上で意識レベルではなく、実用最低限のPL/BSや中長期的な会社形成の知識を身に着けないといけない。
ない以上、自ら行うしかないですね。最低限の知識と組織の中にそれをどう取り入れることが出来るのか。を自ら行わないといけない。
ただ学ぶという点で、人脈においてはVC,コンサルのほうが圧倒的に強いと思う。外部で自分でどうこうする以上に、普段から関わっている層が異なってくる。そしてここが働く上で魅力になる部分でもあると思う。
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