ネット広告代理店のこれからは地域性

あれ、ECジャパンなくなってる？

確か社員10人ちょっとだしEC構築サービスメインでやっていたはずで、潰れるような会社だったかな？残す選択はなかったんですね。

それと電通のオプトへの追加資本ありましたね（けっこう前の話か）。これは必然の流れっぽい。

元々オプトもyahooに掲載しているクライアントをメインで扱っていて、まさに電通とガチンコ状態だったと思いますが、恐らく電通IC局がインターネット？状態なところ、現状ではノウハウのあるオプトが勝っていたという感じ。

なので電通的には提携をすることで大手自社クライアントにネット提案も出来るメリットがあって、オプト的にはこのままじゃ食われるし、ネット専業では超大手には提案しづらいし（総合代理店の方がネット単体の代理店よりもtotalな提案が出来て有利なので）というところを提携強化してわが身を守ると共に、超大手への提案を進めていくということでしょうね。

という風に各大手ネット代理店は大手総合代理店との関係が濃くなって、ピラミッドの上の方にいるクライアントを挙って狙いにいくと思われるので、その他数多のネット広告代理店は地域性の強い（例えば地域限定のプリーペーパーに載っているような）中小クライアントを狙いにいくんじゃないかなーと。というか、他社にない独自サービスか大手が届いていないその部分にしか販路がないような気がします。参入障壁は低いけど既存権益が幅を利かせているというのは難しいですね。

現にセプテーニとかオプトがppc（ペイパーコール）で地方紙ネットワークと提携して地域の大手クライアントを囲い込み始めてるので、その下を潜って更に手の届いていないクライアントを獲得しにいくんじゃないでしょうか。ネットって何？的なリテラシーのクライアントが段々解消されていきそうですね。ここ何ヶ月とか何年とかの早い段階で業界図がガラリと変わる、その可能性があるから成長していくし、面白い業界です。