本日4/3(火)の日経産業新聞に面白い記事があったのでご紹介です。
現代の就職に関して、76世代の代表と言われている フォートラベル会長 津田 全泰氏(30)が当時の就職を振り返って述べているコメントです。題は「転職・起業も当たり前 氷河期世代 賢く生かす」
○個人の目標優先
「輝きをなくした大企業を数多く見ており、起業への忠誠心はほとんどなかった」 津田さんは従業員が7人しかいなかった楽天に就職、その後起業した。「当時はどの組織に属するかよりも、何を実現できるかが大事」と不況期に痛感した。だから組織に忠誠をつくすよりも個人の目標実現を優先する。
○対人関係は対等
「上司だから偉いとは思わない。たまたま同じ組織に所属するプレーヤー同士という感覚だろう」「どこで働いても食いっぱぐれない。仕事の意味を見出せないと、優秀な人ほどすぐに見切りを付ける」
ものスゴイですね。なんというのか遠慮がない。ベンチャーや自ら事業を興し起業をする人の価値観はこんな感じが強いですよね。
でも、大企業だとどうしても組織優先になってしまう気はしますが、この津田さんの恐ろしいのは、
津田さんは従業員が7人しかいなかった楽天に就職、その後起業した。「当時はどの組織に属するかよりも、何を実現できるかが大事」と不況期に痛感した。だから組織に忠誠をつくすよりも個人の目標実現を優先する。
これが一連の脈絡だとすると、大きな組織、小さな組織は関係なく、その後の目標を達成する為に、全ては自分優先での物事を考える、ということになりかねません。自分主体でというのはごっつ分かるんですけど、自分で事業を興した際に従業員のことはどう思うんですかね?同じような考えをしていたらイヤですよね~
これが矛盾しているようで、難しい問題でもあります。
自らの目標に邁進している人であれば自分で進めればいいと思いますが、そうではない人、迷っている人とか、いってみればその中間に位置している人はやっぱり経営者がビジョンを示し、価値観を共有していくことで小さい企業は組織力をつけて成長していくのではないかと思います。
経営者は元々自らと同じ行動力や意思を持っている人のみを組織に投入する、ということは出来れば手っ取り早いのですが、そこは求める部分ではないですね。そうではなくて、いかに自らが主体となって、企業理念やビジョンをすり合わせていけるのか、忍耐が必要ですね~
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