先日新規のお客さんのところをへいってきた。
仕事柄、ネット広告周りで新規のお客さんのところへいく機会が多い。
その企業はあるパッケージシステムを企業へ提供している会社。
出てこられたのは営業を統括されている取締役の方。
話をお伺いしていると広告周りはあまり詳しくないようだ。
同行したグループ会社のものと出来るだけ丁寧に分かりやすく説明してお客さんのニーズを引き出す。
こちらも営業活動で、訪問している限りは契約を取りたいからだ。
ただ話をしているうちに、HP内のプロフィールには書いていない経営陣の想いが見えてきた。
「みんな大学時代からの友人なんですよ」
「昔は代表の○○ともよく遊んでたんですけど、最近は飲みにいくこともなくなりましたね~」
「この業界、色んな企業がありますけど、他社製品にはないものを提供したいんですよ!」
・・・とかとか。
話しているうちに
こちらの提案しているサービスなんかどうでもよくなってきた。
サービスじゃないんだよな、想いとか人なんだよな。
この業界にいて変わらず強くなる想いがある。
それは困っている企業、自力で頑張っている企業、業界を作っていこうという想いの強い企業に自分の出来る限りのものを提供して支援したいという想い。本当に色々な企業がそれぞれの想いで頑張ってる。形なんか関係ない。見栄えなんかどうでもいいんだよね。そういう部分だけで判断するのはあまり意味がないと思う。
そういう企業に対しては本気で何とかしたいと思う。見返りどうこうじゃなくてやっぱり成功してもらいたいから。付き合っていて楽しいから。
ただ、それで両社がやっていければいいけど、そうもいかない。お互い成長をしていく為にはきっちりと利益を出す必要もある。だからきっちり費用はもらう。でもそれ以外にも大事なものがある。
この想いは変わらない。
以前からサービスを販売するというよりその企業を何とかしたいとか、企業のその人ともっと付き合いたい、これからの人生においてもよき仲間でありたというもっと根本的な想いが先行する。
結果、仕事ではなく仕事外で仲良くなることが多い。飲みにいったり、相談ごとをしたり、同じ時間を共有する。飲みにいっても仕事の話はしない。愚痴を言い合ってもつまらないから。仕事はその人を成しているほんの一部に過ぎないから。それであればこれからの夢とか目標とか広く人生を共有したい。ただその結果、仕事に跳ね返ってくるということも多いような気がする。
いがいと取引先は取引先とか、全くいかない、いくのは同僚だけととかっていう話を聞く。逆に息苦しい感じ。
仕事の役割という面においては今はお客さんと、そのマーケ支援をする側。形はもちろんひとつじゃない。
ただ想いという面では、その仕事の内容においても濃さが変わってくる。
側面支援なのか、経営支援なのか、その企業の内部なのか、同じ経営立場でのパートナーなのか。
それが上流に行けばいくほどその想いを反映させることが出来るとも思う。そして新しいものも生み出せると思う。
正解はない、どれが正しいというものでもない。要は何をしたいか。どこに気持ちがあるか。
そしてその気持ちに素直に行動することが自分の価値。
もちろんこれはほんのひとつの話。全てなはずはないし、マイナス面(不足部分)もあるし、全く逆もあると思う。ビジネスだから、お金だから、プロ云々というのもあるし、おかしいことではない。捉えよう。客観視することが重要。
この想いはこれから長い人生において忘れてはいけないものだと思う。
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